年賀状文化 衰退

昔懐かしい年賀状の思い出

 

IT化が進むにしたがって、年賀状という文化も自分の中から消えつつある年の瀬。

 

 

なぜか年末になると年賀状を必死に書いていた学生時代を思い出します。

 

 

右手が腱鞘炎になるくらい筆を握って、なんの罰ゲームだよとも思いました。中には、筆書きで送ってくる子やひとりひとりに丁寧にメッセージつきで書いてくれている同級生もいて、本当に尊敬の念を頂きましたね。

 

 

貰ったら、もらったで嬉しい気持ちになりますが、この日本の風習というか文化が良くわからずにいた学生時代。

 

 

私が学生時代に通っていた高校がアルバイトを校則で禁止していたのですが、なぜか夏季や冬季期間のアルバイトを認めていました。

 

 

そこで母親に勝手に申し込まれていた郵便局での年賀状配達のアルバイト。本当にやりたくなかったんです。

 

 

当時私が住んでいた地域は超地方にある片田舎街で、特に私の地域では冬になると降雪量が凄まじく、町内で自転車にのっている人など皆無でした。

 

 

そんな中、私と同じくらいの高校生たちはみな雪の中、自転車に乗り、時には転倒しながら、必死に一枚一枚年賀状を配っていました。

 

 

それから数十年の年月が経ち、前述したようにIT文化の進化にともない、年賀状も少しずつ書かなくなっていきました。

 

 

今では、よくいっている美容室や仕事で取引している方や、本当に中のいい友人夫婦から、ご自慢の子供の成長過程と共に年賀状が届くくらいで、友人との年賀状なんかはLINEで「あけましておめでとうございます」と済ますくらいになりました。

 

 

あんなに手が痛くなるまで返事を書いていた、あの時代が本当に懐かしくなりますが、自分のまわりでは、本当にこの年賀状文化が消えつつあることに感謝しています。

 

  
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